ペイパルは、「無料」で使えて、支払い時に入力するのは「メールアドレス」と「パスワード」だけという、オンライン上の決済システムです。ショップにカード情報を伝えない点が安心です。
認証費用が請求された事情
ある時、海外サイトで材料を買うことしました。クレジットカード支払いが不安だったので、支払いはペイパルを選択しましたが、認証できません。
「カードの有効期限」が切れていたからです。‼️
ペイパルサイトでは新しい有効期限にしたカードが有効か確かめるため、一度200円を請求します。200円が引き落としできるかどうかで真偽判定をしているようです。
さて、クレジットカード会社が200円の支払いを認証したら、私にはメールで「確認コード」という番号が届きました。
この番号を入力すると、オンラインショップでペイパル決済が可能になって、無事に買い物を済ませることができました。
一度払ったこの200円は後日返金されるということでした。
普通ならお金返してもらえるならいいや、で済みます。ところが私は確定申告のために複式帳簿をつけています。この「認証」のための費用の仕訳が、全く分かりませんでした。
認証費用の請求明細
クレジットカード会社の請求明細にはこんな風に載ってきます。この仕訳をどうしよう!?
<1月>
「PAYPAL *ショップ名(利用した金額)」
(PAYPAL番号)
「PP*(確認コード)200円」
(PAYPAL番号)
<2月>
「PP*(確認コード)ー200円」
(PAYPAL番号)
認証費用の仕訳例
税務署に聞いてみました。
この請求について説明をしながら、いろいろ一緒に考えてもらった結果はこれです。
1月x日 仮払金/普通預金
2月x日 普通預金/仮払金
クレジットカードが絡んでいる件は、考えなくてもいいんですね……
実際に使った仕訳は!?
カードの有効期限の更新は、数年に1度だし、仮払金で払って仮払金で戻ってきたということで消えるものです。そこで、「仕訳はなしにしてはどうか?」ということになりました。
オッケー、記録はしなくてもいい!
こうしてペイパルの認証費用の問題が片付きました。数ヶ月困っていたのですが、心の荷が一つ降ろせました‼️ 「こうだったらいいのになぁ」と思っていた「無視」という仕訳になり、嬉しかった事件です。
必ずご自身で確認してくださいね。